お知らせ

「都の賑い」の今年の日程は6月18日(土)・19(日)どす。
上演は14：00～16：30、開場は13：15どす。
会場は京都会館第一ホール(京都市左京区岡崎平安神宮前)どす。

「都の賑い」は京都五花街(祇園甲部・祇園東・先斗町・上七軒・宮川町)の芸妓さん舞妓さんが、年に一度会して開催する伝統芸能特別公演で、今年で18回目どす。
それぞれに特徴のある五花街の舞が次々と華やかに繰り広げられます。
毎年注目を集めている五花街合同の演目では今年も五花街の舞妓さん約20名が競演します。
合同の舞を初めて経験する舞妓さんも多く、初々しさも呼び物のひとつどす。

しげ森からはふく紘(舞妓)が「五花街合同の演目(京を慕いて・祇園小唄)」に出演させてもうてます。
沢山の方に観ていただけます様、皆様よろしくおたの申します。

第18回京都五花街合同伝統芸能特別公演「都の賑い」プログラム(出演順)
＜祇園東　清元「四君子」＞
●作詞／鎗田徳之助　●作曲／清元梅吉　●振付／藤間紋寿郎
三代清元斉兵衛が｢花がたみ｣を作ったのに対抗し、二代清元梅吉が作曲したものどす｡
四君子とは中国や日本の絵画で｢蘭｣｢竹｣｢梅｣｢菊｣の四つを意味し、これらの花や形の美しさが高潔な君子に似ていることからそのように呼ばれます｡
これらの名花をたたえて浄瑠璃としたものに振りをつけたものどす。

＜上七軒　長唄「吾妻八景」＞
●作詞／不詳　●作曲／四世杵屋六三郎　●振付／花柳輔太朗
1829年､文政年間に初演された名曲どす。
四季の移ろいを､日本橋の曙､御殿山の桜をはじめ､高輪の舟の往来､駿河台から浅草･隅田川の景色､吉原から池の端への風物といった江戸の名所で綴っています。
芸妓3人立ちによる伸びやかで上品な舞いをお楽しみいただけます。

＜先斗町　常磐津「屋敷娘」＞
●作詞／三升屋二三治　●作曲／五世岸澤式佐　●振付／初代尾上菊之丞
江戸時代､大名屋敷に勤める娘の宿下がりをテーマにした作品どす。
宿下がりとは実家に戻って休暇を取ることどす。
若い女中たちの淡い異性に対する憧れや､娘らしさの毬唄などで､品良くまとめられた曲どす｡
今回は華やかに三人立ちで上演されます。

＜祇園甲部　地唄「出口の柳」＞
●作詞／不詳　●作曲／初世杵屋長五郎　●振付／初世井上八千代
近松門左衛門作の｢傾城反魂香｣より作られた曲と伝えられています。
恋しい男のために再び島原へ廓勤めに出た女の心を描いたものどすが､井上流では初世によって男舞として振付けられています｡
わが身のために苦労する女からの文を読みつつ男もまた女を思う､上方のやつし事の情趣ただよう舞どす。

＜宮川町　常磐津「風流道中姿絵」＞
●作詞／谷村陽介　●作曲／初代豊後半中　●振付／楳茂都陸平　指導　五世宗家若柳吉蔵
東海道五十三次の代表的な数ｹ所を選び､都までの道中を描いた作品どす｡
江戸を旅立ち､箱根､富士の山を横目で眺めて大井川､岡崎､有松､桑名を経て鈴鹿峠を越え、花の京都へ到着する早駈けの旅どすが､狙いは豊後浄瑠璃の大らかな旋律の中に親しみやすい土地の俗謡を入れた､品格のある舞踊どす。

＜五花街合同　「京を慕いて」「祇園小唄（フィナーレ）」＞
［舞妓の賑い］～五花街の舞妓が一常に会する華やかな舞台～
しっとりとした京の風情を舞妓の感情に託して綴られた“京を慕いて”に合わせ､各花街が独自の流儀をご披露いたします｡
その絶妙な振りの違いをぜひご堪能ください｡
五花街の舞妓20名が揃い華やかに舞納めます。
そしてフィナーレ「祇園小唄」ヘ…。

（地方担当　先斗町歌舞会）

（主催・協力・後援）
主催／(財)京都伝統伎芸振興財団・京都花街組合連合会･(社)京都市観光協会
協力／京都物産出品協会・（社)京都府物産協会･京都漑物産懇話会
後援／京都府・京都市･京都商工会議所